手付かずの大自然、鳥取
鳥取和牛
肉質日本一をとった、質のいい脂身
指定農場での育成
指定農場「鳥飼畜産」で丹精込めて育てられた和牛
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鳥取和牛とは?

鳥取和牛の認定基準は「鳥取県内で肥育された肉質等級が3等級以上の黒毛和牛種」としています。

1920年、鳥取県は全国初の和牛の登録事業(和牛の戸籍管理)に着手。「因伯牛」として全国に名声を高め、昭和初期には九州・東北をはじめとする新しい産地に多くの種牛を供給しました。1966年に開催された第1回全国和牛能力共進会において、鳥取県畜産試験場所有の「気高号」が1等賞の栄光を獲得。この品種が全国の和牛改良の基礎となり、やがて各県産ブランド牛の始祖として名を残すこととなりました。

上質な肉質「オレイン55」

「気高号」の血統は、生まれながらにして脂質が良いことがわかり、現在、ロース芯の脂に占めるオレイン酸の含有量が55%以上の牛を[鳥取和牛オレイン55]としてブランド認定しています。オレイン酸とは、「不飽和脂肪酸」の一種で、オリーブオイルや椿油に多く含まれる成分。植物性の油で、悪玉コレステロールを抑えると言われています。鳥取和牛オレイン55は、全出荷頭数のうち20%ほどしか発生せず、非常に希少な肉として流通しているのです。

鳥取和牛の脂肪は、低温でも溶け出す不協和脂肪酸を多く含み、中でもオリーブ油と同様に健康に良いといわれているオレイン酸が豊富なのが特徴です。

鳥取和牛のおいしさは、和牛産地としての伝統と良質な水に恵まれた風土、そして生産農家こだわりの技術がその源となっています。

鳥取和牛の歴史

鳥取県の和牛飼育頭数は全国的に見て、その割合はわずか1%以下にすぎず、決して多くはありません。しかし、その一方で鳥取県は江戸時代から続く和牛の産地として知られています。

その理由のひとつに、中国山地では古くから砂鉄が豊富に採れたことから、これを原料とする鑪製鉄が盛んに行われ、運搬用に牛が必要とされてきたことが挙げられます。

さらに西日本屈指の霊峰大山は、古来より霊山として人々の信仰を集めており、平安時代に基好上人が「大山寺の地蔵菩薩は、牛馬守護の仏である」と唱え、お守り札を施したことから大山寺への参拝者が牛馬を連れてお参りすることが一般的になったといわれています。参拝者の間で互いの牛馬を比べては交換するようになり牛馬市がはじまり、江戸時代には広島県久井の牛市、福島県白河の馬市と並ぶ日本三大牛馬市として隆盛を極めました。

また、明治末期には外国種の導入が奨励され、和牛との交配が進められるなか、大正9年に全国に先駆けて和牛の登録事業に着手し、血統登録と改良目標に基づく本格的な育種改良を開始しました。その後大山牛馬市は、鉄道の発達などの影響で昭和12年の春にその幕を閉じますが、登録事業はその後も和牛の品種改良に大いに活用されて、今、世界が注目する和牛誕生への礎となりました。

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